この頃、街中でランニングをしている人を良く見かけます。
しかし、イヤホンで音楽を聴きながら車の前を横切るランナーを幾度もみてきました。
ランニングやジョギングのマナーについて考えていきたい。
まずは、参考にしたい事例があります。
千代田区観光協会が提案している「皇居ランナーマナー 10の宣言!」という良き事例があるのでご紹介します。
ランニングのマナーについて深掘り
1、左側通行を心がけます。
一般的に車道が歩道の右側にあった場合、車道から一番遠い歩道の左側を走行します。
※場所によって左側が自転車専用の道路の場合もあり、ローカルルールに従って走りましょう。
2、狭いところは一列で、追い抜きは避けます。
コースの狭い場所は、接触や転倒のリスクが発生してしまいます。
無理に追い抜こうとはせずに、一列で走行し歩道幅が広くなってから追い抜きをする。
3、出来るだけ反時計回りで、逆走は控えます。
公園などの周回コースの場合は、出来るだけ反時計回りで走りましょう。
わかりやすいのが陸上競技のトラックです。400メートル走やリレーなどでは、必ずトラックを反時計回りに走ります。
反時計回りのほうが好記録を出しやすいと考えられているため、国際陸上競技連盟によって、トラックは左回りだと決められているのだそうです。
日本陸上競技連盟の規定にも、「走ったり歩いたりする方向は、左手が内側になるようにする」と書かれています。
ほかのスポーツだと、野球でランナーがベースを回る向きも左回りです。
反時計周り(左周り)がいかに効率よく走ることができるかがわかります。
4、混雑時はタイムにこだわらず、常にゆとりのあるペースを心がけます。
コースが混雑している場合の無理な追い越しは、ジグザグ走行や車道へ出ての走行などで危険のリスクが一気に高まります。
車との接触、他人との接触で転倒リスクが発生してしまいます。
混雑している時こそ、余裕ある走りをしましょう。
5、追い抜き、追い越しの際は『声かけ』を心がけます
追い抜こうとした時に歩道幅が広くある場合は、抜こうとしている人が急に進路変更しても接触しないくらいの間隔は確保して接触リスクを避けて走りましょう。
ランナーもしくは歩行者のすぐ脇を通る場合には、『通りま〜す』と声をかけて追い抜こうしている事をアピールして走行します。
チョットした心がけですが、マナーの心が芽生えます。
6、グループ走は広がらず、大集団にならないように工夫します。
こんな経験はありませんか?
前方を横並び一列で歩いている女子高生たち。抜こうにも抜けず。
こちらに向かって横並びで歩いてくるおばさんたち。よける隙間がない。
そして大抵その集団は、やかましい。
なぜあんなにも周りが見えていないのか疑問でしょうがない。
誰でも一度や二度は経験した事はあると思います。
しかし、ランニングしているあなたも複数で話ながらのランニングは、歩行者から見たら同じように見えているかもしれません。
7、クールダウン、集団での立ち話、そぞろ歩きで歩道をふさぎません。
漫ろ歩き(そぞろ歩き)とは、あてもなく歩き回ること。 といっても、道に迷って歩き回っているわけではなく、自主的な歩行である。 要するに「散歩」だが、散歩よりは目的性や習慣性(健康のために毎日歩いてま〜す、みたいな)に欠ける。
引用元 笑える国語辞典
歩道はみんなのものです。
歩道の真ん中でクールダウンの運動🙅♀️🙅♂️
集団での立ち話で歩道を塞ぐ🙅♀️🙅♂️
そぞろ歩きで歩道を歩き周りに迷惑をかける🙅♀️🙅♂️
歩道をふさいではいけません
8、音楽プレーヤーの音量は控えます。
基本的に音楽プレーヤーを聴いて走る場合、公道を走ることは薦めません。
理由は危ないからです。
ランニングやジョギングとはいえ、キロ6分で走った場合でも十分早いです。急に止まることが難しいからです。
ましてや、耳から聞こえる情報を無視して走り続けるなんて、自転車のイヤホン運転とたいして変わりません。
電柱にぶつかるのは、もはや時間の問題でしょう。
それでも、音楽を聴いて走りたい時は公園の周回コースを走ることをおすすめします。
公園ならば交通ルールがほぼ存在しません、公園や歩行者専用道路はこのブログでも載せている走りやすいコースです。
9、ゴミは必ず持ち帰ります。
ランニング中のポイ捨てされるものとしては、空き缶、ペットボトル、エナジードリンクの容器類、チューインガム、キャンディ、紙類・食べ残した食品などがある。
「ポイ捨て」と軽い言葉で表現される傾向があるが、火災や漂流ゴミ、野生動物の殺傷など他の社会問題の要因ともなっている。
ポイ捨てはやめましょう。
10、いつでも思いやりの心を持って走ります。
一人ひとりが、思いやりの心を持って走ることでランナーが変わります。
人が変わればその地域が変わります。
地域が変われば社会が変わります。
社会が変われば世界が変わるのです。
一人ひとりの心がけで、いいくにつくろうとチャレンジしてみませんか
まとめ
皇居だけに限らず、その他の公道や公園はランナーだけのものではありません。
訪れた人全員が安全・安心、快適に利用出来るよう心がけましょう!
みんなでマナーを学んで、みんなで心がけをする。
気持ちよくランニングをする環境をみんなで作りませんか?